× 時間 = 幸せの最適化

『夢や目標を叶えていくために大切なこと』

 

今回は先回に引き続き『時間をかけて』がテーマです。
前回は時間をかける必要性を説明して、その後に、私たちがスピリチュアルズムのもと日々を生きる上で、また夢や目標を叶えたいと行動したときに陥りやすい思考について一つお伝えし、提案をしました。
前回の記事はこちらです。
夢や目標はいつ叶うのでしょうか
 
今回は二つ目の提案を中心にお伝えします。
前提を変えてみませんか?という提案の二つ目。
私たちが今叶えたいと望む夢や目標は未来の絶対の正解ではないかもしれない。
ということ。
『正解』を『幸せ』と置き換えてもいいですね。
思う通りになったら嬉しい。でも違う結果になってもきっと意味があってのことだと思って大らかに構えて前に進んでみよう。
というお話です。
私たちって、なかなか夢や目標を叶えられなかったり、そのための行動や努力が長続きしない状況にいると、苛立ったり自己嫌悪に陥ったりしやすいですよね。
ひとつお話をしますね。
家を購入するのが自分の夢という女性がいました。戸建て、持ち家で家族と住みたいという夢を持つ方でした。
ご主人とのこと、子供さんの友人関係、ママ友とのこと、家庭の中で外で、いろいろと悩み事を抱えている彼女でしたが、そのうちに、引っ越しをすればすべて解決するのではと思うようになり、ならば家を建てるならタイミングは今しかない、と思うようになりました。
ある日、これ以上ないほど理想的な物件が出たので見てほしいと相談があり、ここに私たちは住んでいますか?と質問がありました。視たところ、場所と未来の様子をみたけれどよいものが入ってこない。複数の事柄でそもそも無理目な話なんだけど、ほかのひとに物件をとられてしまう焦りもあってどうしてもなんとかしたい、という様子。視えた現状の問題点、未来をお伝えしたところ、でも諦めたくないので進めてみる、ということでした。
しばらく後、連絡があって、結局その女性は家の購入はしなかったとのことでした。審査がなかなか進まず、そのうちに家の中でボヤ騒ぎを起こしてしまい、その後の始末で疲れて頑張る気になれなくなったということでした。でも、その女性はその後、引っ越しをして家族でおだやかな生活を送っています。
自分の中の”これは私は嫌、絶対無理”というようなこだわりがいくつか取れて、それまでにあった別の話を受け入れてみたら、結果、とてもいい話だったという話のようです。彼女も思わぬ形だったけれどこうなってよかったです、と言っていました。
彼女はずっと理想の家を購入して幸せに暮らす夢があって、実現のためになんとかしようと頑張りました。
でもおそらく本当に欲しかったのは理想通りの家に象徴される人として周りからも認められる自分や家族、そしてそのことで心が安定する毎日です。
早く家を決めなきゃという彼女の行動とそこからくる思いがけないアクシデントで彼女自身の思考に変化が起きました。
普段は少々頑固な彼女だけれど、その時くたくただったから変化をそれでいいかもしれないと受けいれました。
結果、経済的な負担なく家を手に入れることが出来、家族もそれぞれ笑顔多く幸せそうな様子になりました。
そういう感じのお話です。
このお話は以前受けたご相談をもとに要所の一部を参考にさせていただき、ほかを変えて書いています。
私たちは現在ある問題や未来のことに迷いもしますが、時に、○○さえあればもっと幸せになれる、と思ってしまうことがあります。
それが正解であることもあります。
でも、一生懸命やってもうまくいかないとき、きっと何か気づくべきことが他にあります。
本当は違うほうを先にやらないと進まない話だったり、そもそも本当は望んでいない勘違いだったり、周りを不幸にしてしまうものだったり、あ、周りを不幸にしてしまうものというのは、周りを不幸にするものだからダメ、というより自分の意識の奥にこれをすると周りを不幸にしてしまうのではないかという怖れがあってそれが無意識にはたらき、実は自ら実現をストップさせるような出来事を起こしてしまう、という意味合いが強いです。
また、もっといいものが他にある、のちに出てくる、という場合もあります。
それを気づいていくのにも、『時間』は必要です。